Tokyo Sweets Club 東京スイーツ倶楽部
4月定例会を終えて

東京スイーツ倶楽部・関西支部 神戸・三ノ宮にある クリオロカフェを貸切り、東京からサントスシェフをお迎えしての例会を開催致しました。 サントスシェフは8年前に東京・要町のお店で例会をさせて戴いて以来でしたが、その時よりもスイーツに対する思いは数段アップされていて 自らの作品を通じて食する者を幸せにしたいという心が一つひとつの作品から感じ取れる事が出来ました。 またそのシェフを色々な面でサポートされているマダムの愛さんの情熱と神戸にお店をオープンされるに当たり多大な尽力とパワーを発揮し続けている小森店長に感謝致します。 では、その神戸三ノ宮での例会のレポートをご覧下さい。

 

 

東京スイーツ倶楽部

代表世話人

中村真也


 




【ガイヤ】


【ガイヤ】

カラメルとバニラの割合を決めるまで3ヶ月かかったというだけあって絶妙のバランスです。
なめらかでしっかり香るバニラムースと生キャラメルのように口溶けが良いカラメルのほろ苦さが見事に調和して口の中に広がります。
口溶けの良い上層部に対して後にはしっとりアーモンドの二重に厚くしたスポンジとフィユティーヌのカリカリの食感と香ばしさが残り、変化をくれるので一口ごとに楽しむことができました。
フィユティーヌの食感はどんどん進化させているそうで、次に戴く時にはまた変わった食感が楽しめるかも?





【レアチーズフレーズ】

【レアチーズフレーズ】

フランス産クリームチーズをたっぷり使用していてコクがありなめらかな口当たりに仕上がっています。
隠し味にラズベリーを使用しているという粒々感が残る甘酸っぱい苺のジャムがまろやかで後味まですっきりしてくれます。シェフのコメントとしては食感を特に大切にしているとのこと。昔はがりがりの食感の物を出していたが、今は,ガリガリからカリカリ、サクサクに移行し、現在はその上のスクスクをめざしているそうです。
チーズケーキが苦手な私でも癖になりそうな美味しさでした。
見た目もハート柄で可愛く、子どもにもウケそうです。




【ニルヴァナ】

【ニルヴァナ】

2009年世界パティスリープチガトー部門で優勝したケーキ。
ショコラムースとブラックベリーの酸味が相性抜群。
ムースは生クリームより牛乳を多く使用し、さらにゼラチンを少なくすることにより驚く程なめらかな口当たりを実現しています。
スーッと溶けてなくなる感覚はまるで飲み物のよう。
牛乳ベースで軽い分ショコラの風味がより際立ちコクも感じられます。



【MC2】
【MC2】

中はキャラメルとチョコレートで構成され、ヘーゼルナッツとシュトレザールを使用。
ガイヤがキャラメルを楽しむケーキに対してチョコを楽しむケーキという印象。
濃厚ながらまろやかで間のキャラメルが味に変化をもたらしてくれるので深い味わいになっています。鼻からチョコの香りが抜けて美味しかったです。
名前の由来はサントスさんとお店のスタッフの合作だそうでパティシエのスタッフお名前(マサカズ)のMとCriolloのCと二人で作ったという意味で2を足しMC2としたそうです。

【シューアイス】 【シューアイス】

シューを焼く途中で穴をあけ湿気を飛ばしているそうで、ガシッと硬めながらサクサク感があります。 甘さ控え目でバニラたっぷりのアイスはそれだけでも美味しいですが、合わせて戴くと生地の塩気で甘さが引き締まってさらに食べ易くなっています。 トッピングされたキャラメルソースと胡桃、アーモンドがアクセントになって飽きがきません。



【タルトバナーヌ】 【タルトバナーヌ】

バナナの甘みとキャラメリゼした香ばしさ、ほろ苦さが絶妙です。 生クリームを煮詰めてしっかり味と香りを出したところに牛乳を入れることにより柔らかさを残しているというシェフこだわりのカラメルは主張し過ぎず主役のバナナを引き立てています。 思ったより軽めなのでサクサクのパイ生地との相性も抜群です。

【フォンダンショコラ】 【フォンダンショコラ】

伊勢丹のサロン・ドゥ・ショコラでファブリス・ジロットさんとコラボし大好評だった桃味フォンダンショコラのプレーンバージョン。 割ってトロッと出てくるイメージとは違っていましたがトロットロ濃厚なガナッシュはショコラ好きにはたまらない逸品です。 先のシューアイスとの相性が意外と良く、一緒に戴くとひんやり甘さが抑えられて美味しいです。




 


その他お土産としてマカロンのガイヤとニルヴァナの味の二品も頂きました。

全体としてはどれも非常に繊細で優しい味という印象です。
シンプルでごまかしのきかない分、随所にシェフのこだわりや技が感じ取れました。

個人的には元々ムースやブランマンジェといった系統が好みというのもありますが、ムースのなめらかさは感動的で、プリンが美味しいとおっしゃるのが容易に想像できます。
発売再開の暁には是非食べに行きたいです。




2013年05月02日