■Tonkabeans Blanc mangerトンカ豆という聞きなれない豆がメニュー書きの最初にあり、 参加者一同「これは何?」とこそこそ話。 横田シェフ曰く、亜熱帯生産の豆でフランスでは既によく使われている素材だそうで、 原豆を手に取って見せていただいたのですが、 様々なスパイスが混ざったような香りを放ちます。 これを牛乳に煮出してできたブラマンジェは強烈な豆自体の匂いとは逆に、 優雅な柔らかさとほのかな香りで不思議な後味を醸します。 ブラウンとグリーンのカラーが交互になったソースは濃い目で、 ブラマンジェのつるんとした食感を活かします。
テーマは「チョコレート」というデザート三種盛合わせです。 チョコレートは私たちスイーツ好きにとってはその響きだけで正に「幸福」なのですが、その姿も味も幸せなものでした。特にシェフは前面に出すのではなく、 他の素材とうまく合わせることによってチョコレートの意外なもうひとつの顔というべき味を出しています。
栗チョコプリン
栗がごろっと上に載って、スプーンを入れると、 なめらかなチョコマロンクリームと、卵黄だけでつくられたというプリンが二層になっています。 栗とチョコがうまく一体となっていて、苦味が全く感じられません。 秋の食欲の甘さ、深みのある甘さだと思いました。 子供さんもきっと好きな味。
焼き蒸しショコラ
卵と一緒に蒸し焼きにしたというダークチョコケーキが、ふわふわのクリームと、 元気のいいフランボワーズでアンサンブルを奏でます。 チョコと果実の酸味の組み合わせは相乗効果があると思うのですが、 特に焼き蒸されたチョコに新鮮な果実は、お互いを引き立て合いますね。
ホワイトチョコミントアイス
ホワイトチョコのアイスなんて食べたことあったかしら…と思ってたら、 やっぱり初めて食べる味。 かすかに緑のカラーが入ったアイスは、程よいミントの爽やかさ。 しかもまろやかな爽やかさなのです。 ミントのすーすーした感じがダメという方は是非お試し下さい。 クリーミィな口当たりで甘さも控えめ。
Lounge Original Blend ラウンジ・オリジナル・ブレンド・コーヒードリンクも非常に印象的でした。 デザートの邪魔をせず引き立てるようなやさしい飲み口です。 サーバーの方々も非常に手際よくかつ繊細にサーブしてくださいました。
素敵なミキモトラウンジを貸し切らせていただき、 横田シェフのお話とデザートで夜は更けていきます。 以前はトンがったデザートを作っていたというシェフ。 けれど、今は様々な国の人と知り合い、その中での日本人を意識したシェフの視点を感じることができました。 「交流」によって「出会い」を知り、人もデザートもその場その時の味わいを大切にする一期一会の精神が、参加者にもよく伝わった会となりました。
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